リスニングは音声にペースを支配されるので、時間配分が効くのはリーディングだけ。100問を75分です。パート5に約10〜12分、パート6に約8〜10分、残り53〜57分をパート7に。多くの人を救う唯一のチェックポイントは、20分でパート5・6を終えること。
1問の目安はパート5が約20秒、パート6が約30秒、パート7が約60秒。遅れたら推測をマークして先へ、そして時間切れ前に残りのマークをすべて塗る。誤答減点はありません。
時計が本当に効くのはどこか
TOEIC L&Rは、時間との付き合い方がまったく異なる2つのセクションでできています。リスニング(パート1〜4・約45分)は音声が主導です。一度再生されて、準備ができていようがいまいが進みます。時間を貯めることも使うこともできないので、「配分」とは遅れずついていくこと。リーディング(パート5〜7・75分)は逆で、あなたが1秒ごとを支配します。その自由さこそ、人が配分を誤る理由です。
| パート | 問題数 | 時間 | 時計を握るのは |
|---|---|---|---|
| 1〜4(リスニング) | 100 | 約45分 | 音声 |
| 5〜7(リーディング) | 100 | 75分 | あなた |
だからこの記事は実質、リーディングの話です。スコアを変えるプランが効くのはそこだからです。
パート別の時間配分
パート7はリーディング100問のうち54問を占めます。だからパート5・6での仕事は、安全な範囲で最短時間で終え、パート7に必要な分を渡すことだけ。これが標準の配分と、1問あたりの目標ペースです。
| パート | 問題数 | 目標時間 | 1問あたり | 終える時刻 |
|---|---|---|---|---|
| パート5(文法・語彙) | 30 | 10〜12分 | 約20秒 | 12分 |
| パート6(長文穴埋め) | 16 | 8〜10分 | 約30秒 | 20分 |
| パート7(読解) | 54 | 53〜57分 | 約60秒 | 75分 |
他は忘れてもこれだけは:20分の時点でパート5・6を終えていること。20分でまだパート6にいるなら、点の多くが眠るパート7から時間を借りている状態です。時計はパート7で一度だけ見て、調整しましょう。
目標スコア別の配分プラン
正しいペースは目標で変わります。700未満なら、全問終えることが目的ではなく、正確な点を確保することが目的。800超なら、見直しの時間を残して終えるべき。目標をタップしてプランを見てください。
目標600:焦らず確保する
点を固めて、残りは塗り絵600ではパート7を解き切る必要はありません。パート5・6の正確さを守り、丁寧に読める範囲でパート7を進め、残りは塗ります。
- パート5は1問25秒を超えない。超えたら推測して先へ。
- パート7はシングルパッセージから(トリプルより速い得点)。
- 残り3分で手を止め、空欄をすべて塗る。
目標730:安定して解き切る
最後まで、あるいはほぼ最後まで730ではパート7の最後まで到達を狙います。パート5・6を軽快に終え、どの設問でも止まらず一定のリズムを保ちます。
- パート5・6は19分までに終える。これは譲れないチェックポイント。
- パート7は各問1回できれいに読み、渋ったらフラグを付けて先へ。
- 最後の2分でフラグを付けた問題に戻る。
目標800:見直しの余裕を残す
解き切って数分の余り800ではパート7を小さな余裕を残して終えます。パート5・6が速く正確なら、パート7が急かされることはありません。
- パート5・6は18分までに、パート5は1問20秒を目標に。
- ダブル・トリプルパッセージを攻略、意識的に相互参照する。
- スコア全体の計画はTOEIC 800点の取り方へ。
目標900:早く終え、しっかり見直す
フラグ見直しに5分以上900の差はケアレスミス。だから本当の見直し時間を残して終えたい。つまり序盤を非常に速く、正確に。
- パート5・6は16分までに、文法は瞬間認識で。
- 迷った答えはその場で悩まず、すべてフラグを付ける。
- 最後の5分以上でフラグを再訪。900はここで決まる。
リーディング各パートの配分
パート5・短文穴埋め(30問)
文法・語彙問題で、分析ではなく認識が効きます。分かるものは数秒で分かり、分からないものは時間をかけても報われにくい。文を読み、文法か語彙かを見極めて答え、進む。目標は約20秒。ETSが繰り返す5パターンはパート5ガイドへ。
パート6・長文穴埋め(16問)
短い文章4つに各4つの空欄。多くはパート5と同じ要領ですが、各文書に1問ほど文全体を挿入する設問があり、前後の文脈が要るので短い文章は通読を。目標は1問約30秒。
パート7・読解(54問)
勝負どころ。設問を先に読み、全文を読まずに本文をスキャンして答えを探します。シングルパッセージが最速の得点源、ダブル・トリプルは相互参照が要り時間がかかるので、遅くなっても慌てないこと。設問タイプはパート7ガイドで。
リスニング:操れないペース
自分が握っていない時計は管理できません。リスニングの音声は一度きりで自動的に進むので、効く唯一の時間スキルは「先行する」こと。ある音声が流れている間に、次の設問の選択肢を読み、何を聴き取るかを予測する。難問で遅れたら、手放して推測し、次の音声に集中する。逃した1問を追うことこそ、続く3問を落とす原因です。
塗り絵のルール
TOEICは誤答減点がないので、空欄も誤答もまったく同じ0点です。つまり未回答は4分の1の得点チャンスを捨てているのと同じ。最後の数秒で残りのマークを塗ることは「塗り絵」と呼ばれ、ズルでも運任せでもなく標準的な手順です。残り約30秒になったら解くのをやめ、解答用紙の空欄をすべて塗りましょう。
終盤の手順
- 残り3分:まだ考えれば解けるフラグ問題に答える。
- 残り1分:新しい文章を読み始めない。
- 残り30秒:残りの空欄をすべて塗る。1文字、速く。
時間配分の5つのミス
| やりがちなミス | 代わりにやること |
|---|---|
| パート5を考えすぎる | 認識で答える。最大20秒、超えたら推測して先へ。 |
| パート7を上から全文読む | 設問を先に読み、答えをスキャンする。 |
| 難問で固まる | フラグを付けて進み、時間が余れば戻る。 |
| 最後に空欄を残す | すべて塗る。推測は0点に勝る。 |
| 時間を計らず練習する | 常に本番の75分で。速さは訓練で身につく。 |
よくある質問
各セクションの時間はどれくらい?
リーディングの時間配分は?
1問あたり何秒?
なぜ時間が足りなくなる?
時間切れになったら?
リーディングは後から直せる?
パート7は設問と本文どちらを先に?
リスニングとリーディングで考え方はどう違う?
目標スコアで配分は変わる?
時間配分はどう練習する?
出典
- ETS / IIBC 公式のTOEIC L&R形式:リスニング パート1〜4(100問・約45分)、リーディング パート5〜7(パート5:30、パート6:16、パート7:54/100問・75分)。
- TOEICの採点:正解数採点で誤答減点なし。これが塗り絵戦略の根拠です。
- パート別の目標時間は、固定の問題数と75分のリーディング制限から導いた実務的なペース指針で、公式ETSの指示ではなくプランとして提示しています。