TOEICとIELTSの換算表:スコア比較とどっちを受けるか
TOEICとIELTSには公式な直接換算はありません。正確に比べるなら、両者が公表するCEFRを橋渡しにします。目安は、TOEIC785〜940≒B2≒IELTS5.5〜6.5、945+≒C1≒IELTS7.0+、550〜780≒B1≒IELTS4.0〜5.0。CEFRごとの対応と、ビジネスのTOEIC・留学のIELTSどちらを受けるべきかを正直にまとめました。
- C1
- TOEIC 945〜990・IELTS 7.0〜8.0
- B2
- TOEIC 785〜940・IELTS 5.5〜6.5
- B1
- TOEIC 550〜780・IELTS 4.0〜5.0
- A2
- TOEIC 225〜545・IELTS 公式対応なし
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TOEIC↔IELTS スコア換算表(CEFR橋渡し)
この表は、TOEIC Listening & Reading(10〜990)を、両テストが公表するCEFRを介してIELTSのバンドスコア(0.0〜9.0)に対応させたものです。1点・0.5バンド刻みの値ではなく幅として読み、表の下の注意点も必ず確認してください。
| CEFR | TOEIC L&R(目安) | IELTS(目安) | 意味 |
|---|---|---|---|
| C1 | 945〜990 | 7.0〜8.0 | 上級。大学院・専門職移民でよく求められる |
| B2 | 785〜940 | 5.5〜6.5 | 中上級。多くの学部留学・就職の基準帯 |
| B1 | 550〜780 | 4.0〜5.0 | 中級。日常・基礎業務。留学基準には少し不足 |
| A2 | 225〜545 | 公式対応なし | 初中級。育成中の基礎 |
| A1 | 120〜220 | 公式対応なし | 初級。基礎の入り口 |
| C2 | 対応なし | 8.5〜9.0 | 最上級。TOEICスケールでは表現しきれない |
1つの数字を信じる前に:ETSとIELTS運営団体は公式な直接換算を公表していません。この対応はすべて、各テストをCEFRに対応させて作ったものです(片やETSのTOEIC↔CEFR対応表、片やIELTSのバンド↔CEFR対応)。CEFRの1つの帯はTOEICでもIELTSでも幅を持ちます。TOEIC L&Rは2技能、IELTSは話す・書くを含む4技能です。だからここの値は計画の目安として使い、公式な出願要件には指定されたテストを実際に受けてください。
CEFRレベルごとに:対応の意味
C1はETSがTOEIC945〜990、IELTSが7.0〜8.0に対応させる上級帯。大学院やエンジニア・医療などの専門職移民でよく要求されます。TOEICは990で頭打ちのため、C1の上限はTOEICスケールで圧縮されます。
TOEIC 945+ ≒ IELTS 7.0+最も検索される比較帯。B2はTOEIC785〜940、IELTS5.5〜6.5。多くの学部留学は6.0〜6.5を求め、就職でもB2が強い証明になります。TOEIC850はこの帯の上位です。
TOEIC 785〜940 ≒ IELTS 5.5〜6.5B1はTOEIC550〜780、IELTS4.0〜5.0。日常会話と基礎業務ができるレベルですが、正規留学の基準(多くは6.0+)には少し不足。TOEIC600はこの帯です。
TOEIC 550〜780 ≒ IELTS 4.0〜5.0A2はTOEIC225〜545。IELTSはA2に当たるバンドを公式には示していません。育成中の基礎で、次の実質的な目標はB1/TOEIC600です。TOEICは初級を細かく判定しない設計なので、この帯の対応は特に大まかです。
TOEIC 225〜545(IELTSの公式対応なし)A1はTOEIC120〜220。IELTSはA1に当たるバンドを公式には示していません。基礎の入り口です。この段階ではまず語彙と文法の土台を固め、L&Rでスコアを積み上げるのが近道です。
TOEIC 120〜220(IELTSの公式対応なし)唯一の共通ものさし。両テストがCEFRを公表しているからこそ橋渡しができます。CEFRの各帯はTOEICでもIELTSでも幅になるため、上の各行は1点・0.5バンドではなく範囲になります。
共通スケールTOEICとIELTS、そもそも何が違う?
換算の前に、2つのテストは目的も形式も別物だと知っておくと選びやすくなります:
| TOEIC L&R | IELTS | |
|---|---|---|
| 主な用途 | 就職・昇進・海外赴任などビジネス | 留学・移住・専門職登録などアカデミック/公的 |
| 測る技能 | リスニング・リーディングの2技能 | 読む・聞く・書く・話すの4技能 |
| スコア | 10〜990(5点刻み) | 0.0〜9.0(0.5刻みのバンド) |
| 形式 | マークシート/CBTの選択式 | 筆記+対面(または対面式)スピーキング面接 |
| 有効期限 | 実務上おおむね2年 | 通常2年 |
| 誰に必要 | 企業・求職者(特に日本・韓国) | 大学・大学院・移民局(英語圏) |
要するに、TOEICはビジネス英語の物差し、IELTSはアカデミック・実生活英語の4技能物差し。だからこそ、同じCEFRに対応していても中身が違い、換算は帯(範囲)にしかなりません。
2つのテストがぴったり一致しない理由
1つのきれいな数字が欲しくなりますが、TOEICとIELTSは目的が違い、だからこそ対応は帯になります:
- 技能が違う。TOEIC L&Rはリスニングとリーディングの2技能。IELTSは話す・書くを含む4技能。産出技能が弱いと、換算よりIELTSが低く出ます。
- 採点が違う。TOEICは10〜990のスコア。IELTSは0.0〜9.0のバンドで、各技能の平均。
- 内容が違う。TOEICはビジネス・日常英語中心。IELTSはアカデミック・一般社会のより広い領域。
- 共通のものさしはCEFRだけ。両者ともCEFR対応を公表 → CEFRが正直な橋渡し。各帯はTOEIC・IELTSそれぞれの幅になります。
実務的な結論:大学・移民局がIELTSを指定するならIELTSを、企業がTOEICを指定するならTOEICを受けること。この表は、2つのテストで自分がおおよそどこにいるかを掴むためのもので、出願で一方を他方に置き換えるためのものではありません。
留学・移住にはどっち? TOEICかIELTSか
目的で決めるのが一番です。迷ったときの早見表:
| あなたの目的 | 基本はどっち | 目安レベル |
|---|---|---|
| 海外の大学・大学院に正規留学 | IELTS(またはTOEFL) | IELTS6.0〜7.0(B2〜C1) |
| 英語圏への移住・ビザ・専門職登録 | IELTS | IELTS6.0〜7.5(目的で変動) |
| 国内外の企業への就職・転職 | TOEIC | TOEIC700〜860(B1〜B2) |
| 昇進・海外赴任・社内評価 | TOEIC | TOEIC730〜900 |
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なお、多くの海外大学はTOEICを出願に受け付けません(アカデミック英語を4技能で測るIELTS/TOEFLを求めます)。逆に日本・韓国の多くの企業はIELTSよりTOEICを指定します。志望先が受け付けるテストを必ず先に確認してください。
まずTOEICで現在地を測り、IELTSの目安を知る
IELTSの前に自分のCEFR帯を把握したいなら、実際にTOEICの現行形式で時間を計った模試を受けるのが最短です。推定スコアを上の表と照らせば、CEFRを介したIELTSバンドの目安が見えます:
| 今のTOEIC L&R | CEFR | IELTSの目安 |
|---|---|---|
| 945+ | C1 | 7.0前後を狙える土台 |
| 785〜940 | B2 | 5.5〜6.5。留学基準に手が届く帯 |
| 550〜780 | B1 | 4.0〜5.0。まず4技能の底上げを |
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換算と使い分けについてよく聞かれることをまとめました。