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TOEIC vs JLPT

TOEICとJLPT、どっち?答えは「仕事で必要な言語」で決まる

この2つはライバルではありません。TOEICは英語力を、JLPTは日本語力を証明します。ここでは両者の本当の違い、企業が実際に求めるスコアやレベル、そして日本での目標にはどちらが(あるいは両方が)必要かを整理します。

あなたが証明したいのは?

これは公式な案内ではなく、あくまで参考情報です。採用・入試・入管の基準は変わることがあるため、勤務先・学校・ビザが求める試験とレベルは必ずご自身でご確認ください。

TOEICとJLPTを並べて比較

違いを一番早く理解するコツは、2つが別々の言語を測る試験だと気づくことです。片方は英語力を、もう片方は日本語力を証明します。

TOEIC(L&R)JLPT
言語英語日本語
測る技能Listening & Reading(Speaking & Writingは別試験)語彙・文法・読解・聴解(スピーキング・ライティングなし)
スコア・レベル10〜990点N5(基礎)〜N1(ネイティブに近い)の5レベル、180点満点
主な用途主に日本・韓国での就職や昇進のための英語力の証明日本での就職・ビザ・進学のための日本語力の証明
実施回数日本・韓国では年に何度も実施年2回、7月と12月(国によっては年1回)
形式選択式選択式

日程や形式は変わることがあります。最新の詳細はETS(TOEIC)とJLPT公式サイトでご確認ください。

それぞれが本当に証明するもの

測る言語が違うため、これは本当の意味での二者択一ではありません。要は、あなたの目標がどちらの言語に懸かっているかです。

TOEIC あなたの英語力

英語の試験です。Listening & Readingは10〜990点で採点され、日本や韓国の企業では採用・昇進の標準指標となっており、よく目安とされるのは600点、730点、800点以上です。話す・書く英語力が必要な場合は、TOEIC Speaking & Writing(各技能0〜200点)がそれをカバーします。

JLPT あなたの日本語力

N5(基礎)からN1(ネイティブに近い)までの5レベルからなる日本語の試験です。語彙・文法・読解・聴解を測り、スピーキングやライティングはありません。日本の企業・大学・入管は、これをあなたが実際に使える日本語の量の証明として読み取ります。

JLPTのレベル:N1〜N5が意味するもの

TOEICに慣れた人が戸惑いやすいのは、JLPTの番号が逆向きに並ぶ点です。N5が一番やさしく、N1が一番難しいレベルです。各レベルが示す目安と合格点は次のとおりです。

レベルおおよその目安合格点(180点満点)主な用途
N1ネイティブに近い。複雑で抽象的な日本語100専門職(法律・医療)、トップ企業
N2ビジネスレベル。複雑な文章や会話90総合職・オフィスワークの一般的な目安
N3中級。日常生活と一部の職場の日本語95一部のITや技術職で通用
N4基本的な日常会話90学習、入門レベル
N5基本フレーズ、ひらがな・カタカナ、初歩的な漢字80初心者の目標

さらに、各得点区分で最低ライン(各19点以上)を満たす必要があるため、どこか一つの区分が強いだけでは合格できません。なお、N3の合格点(95点)はN2(90点)より高くなっています。これはレベルごとに区分の配点が異なるためで、合格点はレベルごとのルールと考え、難易度の順位とは切り離してとらえてください。

企業が本当に求めるのはどっち?

ここが一番の関心事でしょう。正直な答えは「その仕事がどの言語で回っているか」によって変わる、です。一般的な内訳は次のとおりです。

日本語で回る仕事 JLPT・N2

日々の業務が日本語で進みます。企業が見るのはJLPTで、目安は通常N2、一部のITや技術職ではN3、専門分野ではN1です。

英語を使う仕事・就活 TOEIC 600〜800+

英語を使うポジションやグローバル職、そして日本企業の就活。TOEICが採用・昇進の指標で、商社は高めのスコアを求める傾向があります。

外資系企業 まずはTOEIC

英語が第一言語の職場では、まず英語力が重視されます。高いTOEICが主役となり、JLPTは職場になじむうえで役立ちます。

バイリンガル・グローバル職 両方

最も強いプロフィールは両方を備えています。日本語で働くためのJLPT N2以上と、あなたを際立たせる英語力のためのTOEIC 800点以上です。

日本語で仕事をする環境

日々の業務が日本語で進むなら、企業が見るのはJLPTです。N2が総合職・オフィスワークで広く通用する目安なのは、ビジネスレベルの日本語を扱えることを示せるからです。一部のITや技術職ではN3が認められ、法律や医療などの専門分野では通常N1が求められます。

ビザに関する補足:2026年4月15日に施行された制度では、代表的な在留資格である「技術・人文知識・国際業務」ビザについて、日本語を使う職務にはCEFR B2相当の日本語力が求められ、JLPT N2以上(またはBJT 400点以上)がその証明として認められます。日本の学校の卒業者や一部の雇用区分は対象外(免除)です。入管制度は変わることがあるため、自分のビザと職務について最新の要件をご確認ください。

英語を使う仕事・グローバル職、そして就活

その職種が英語を使う場合や、日本企業で就活をしている場合、採用・昇進の標準的な英語指標はTOEICです。商社(そうしゃ)やグローバル部門は高めのスコア(多くは800点以上)を求める傾向があります。職種・企業別の目安は必要なTOEICスコアの目安をご覧ください。

日本にある外資系企業

多くの外資系・英語が第一言語の職場では、まず英語力が重視され、日本語はプラス要素として扱われます。そうした環境では、高いTOEICスコア(あるいは明確に示された英語力)が主役となり、JLPTは職場になじむうえで役立ちます。

バイリンガル・グローバル職のキャリア

最も強いプロフィールは両方を備えています。日本語で働けることを証明するJLPTと、あなたを際立たせる英語力を証明するTOEICです。よくある目標の組み合わせは、JLPT N2以上とTOEIC 800点以上です。

レベルやスコアは対応する?

結論から言うと、JLPTのレベルとTOEICのスコアの間に換算はありません。測る言語が違うからです。JLPTには公式のCEFR対応もありません。今日存在する唯一の橋渡しはビザの側で、そこではJLPT N2がCEFR B2として扱われます。英語側ではCEFR B2はおおよそTOEIC 785点以上にあたるため、同じB2という段を介して、両者をゆるやかに結びつけることはできます。

共通の基準英語側日本語側
CEFR B2TOEIC L&R およそ785点以上JLPT N2(2026年のビザ制度による)

これは換算式ではなく、あくまで大まかな目安として扱ってください。英語側の詳しい対応は当サイトのTOEICとCEFRの対応表をご覧ください。

結局のところ、正直な結論

どちらが簡単そうかではなく、目標に必要な言語で選びましょう。日本企業への英語力の証明や就活ならTOEIC、日本語の環境で働く・学ぶなら、目安がN2のJLPTです。日本での多くのキャリアは両方を評価します。日々働くのに十分な日本語と、際立つための十分な英語です。

どちらが必要な場合でも、スコアを上げる方法は同じです。本番と同じ形式でのフルサイズの演習、正直な採点、そして間違いのタイプ別の復習です。英語側は、無料のTOEIC模試とAIコーチにお任せください。

よくある質問

TOEIC vs JLPT、率直な回答

日本の就活生や学生が最もよく検索する質問をまとめました。

TOEICとJLPTの違いは何ですか?
測る言語が違います。TOEICは英語力を測る試験で、Listening & Reading(L&R)は10〜990点で採点されます。JLPT(日本語能力試験)は日本語力を、N5(基礎)からN1(ネイティブに近い)までの5つのレベルで測ります。そのため、どちらかを選ぶという性質のものではありません。TOEICは英語力を、JLPTは日本語力を証明するもので、どちらが必要かは、その仕事や学校が求める言語によって決まります。
日本で働くにはJLPTとTOEICのどちらが必要ですか?
職種によります。日本語で仕事をする環境なら、企業が見るのはJLPTで、総合職やオフィスワークではN2が広く通用する目安です(一部のITや技術職ではN3でも通用します)。一方、日本企業の英語を使うポジションやグローバル職、そして就活全般では、TOEICが英語力の標準的な指標です。優秀な候補者の多くは両方を持っています。
企業はJLPTのどのレベルを求めますか?
日本の総合職やオフィスワークでは、N2が一般的な目安です。ビジネスレベルの日本語を扱えることを示せるからです。一部のITや技術職ではN3で足りることもあり、法律や医療などの専門分野ではN1が求められるのが通常です。求める水準は企業や職種によって異なるため、必ず個別の求人票で確認してください。
JLPTのレベルはTOEICのスコアに換算できますか?
できません。JLPTのレベルとTOEICのスコアの間に換算はありません。測っている言語が違うからです。唯一のゆるやかな橋渡しは、2026年の日本の就労ビザ制度でJLPT N2がCEFR B2相当として扱われる点で、英語側ではCEFR B2はおおよそTOEIC 785点以上にあたります。あくまで大まかな目安であり、換算式ではないと考えてください。
JLPTにスピーキングやライティングはありますか?
ありません。JLPTが測るのは語彙・文法・読解・聴解だけで、スピーキングやライティングのセクションはありません。もし話す・書く英語力が必要な職種であれば、それを測るのがTOEIC Speaking & Writingです。これは別の英語試験で、各技能0〜200点で採点されます。
JLPTの合格点は何点ですか?
JLPTは180点満点で採点されます。合格に必要な総合得点はN1が100点、N2が90点、N3が95点、N4が90点、N5が80点です。さらに、各得点区分で最低ライン(各19点以上)を満たす必要があるため、総合点が高くても、どこか一つの区分が低すぎると合格できません。
TOEICとJLPTでは、どちらが難しいですか?
測る言語が違うため、単純には比較できません。それぞれの難しさは、あなたの母語や、英語と日本語のどちらをどれだけ勉強してきたかによって変わります。より意味のある問いは「自分の目標にはどちらの言語が必要か」です。その言語を証明できる試験を選びましょう。
日本企業は実際にTOEICを使っていますか?
使っています。TOEIC Listening & Readingは、日本企業が採用・就活・昇進の場面で英語力を測る標準的な手段で、よく目安とされるスコアは600点、730点、800点以上です。商社やグローバル部門では、より高いスコアが期待される傾向があります。
JLPTは日本の就労ビザに役立ちますか?
役立ちます。2026年4月15日に施行された制度では、代表的な在留資格である「技術・人文知識・国際業務」ビザについて、日本語を使う職務にはCEFR B2相当の日本語力が求められ、JLPT N2以上(またはBJT 400点以上)がその証明として認められます。日本の学校の卒業者や一部の雇用区分は対象外(免除)です。入管制度は変わることがあるため、自分のビザと職務について必ず最新の要件を確認してください。
それぞれの試験は年に何回受けられますか?
JLPTは多くの国で年2回、7月と12月に実施されます(国によっては年1回のみのところもあります)。TOEICは日本や韓国では年に何度も実施されているため、日程を組んだり再受験したりしやすいのが一般的です。
TOEICとJLPTの両方を受けるべきですか?
日本でキャリアを築きつつ、グローバルにも通用したいなら、答えはイエスです。JLPTは日々の業務を日本語でこなせることを示し、TOEICはあなたを際立たせる英語力を示します。強みのある典型的なプロフィールは、JLPT N2以上とTOEIC 800点以上の組み合わせです。
JLPTはTOEICスコアのように有効期限がありますか?
JLPTの認定に公式な有効期限はありません(ただし、直近の結果を好む企業もあります)。一方、TOEICのスコアは通常およそ2年間を目安に有効とみなされるため、TOEICのほうが受け直す人が多くなります。詳しくは当サイトのTOEICスコアの有効期限ガイドをご覧ください。